50’sタートオプティカルアーネル、現タートオプティカルアーネル、現モスコット レムトッシュを比較してみました。
今回は、レミネンスで購入できるアーネルタイプの眼鏡について調べてみました。50’s Vintage Tart optical (1950年代ヴィンテージのタートオプティカル・以降、ヴィンテージタート) Tart Optical Arnel (現在のタートオプティカルアーネル・以降、現タート) Moscot Lemtosh(現在のモスコット、レムトッシュ・以降、現モスコット)の3本について細部を調べてみたいと思います。
飾りについて
3本ともダイヤ型の飾りがついています。良く見ると、ヴィンテージタートと現タートはフレームから出っ張っています。触ってみると引っかかるので良く分かります。モスコットのみフレームと面一になっています。こちらは触ってみても飾りを感じることはできません。又、ヴィンテージタートと現タートでは現タートの方がより出っ張りが高くなっています。



フレームカーブについて
フレームを上から写真を撮りました。現在のフレームは少しカーブを付けることがほとんどですが、ヴィンテージの眼鏡はフラットなものが多いです。今回調べた結果もそのような傾向となっています。一番フラットなのがヴィンテージタート、次が現タート、一番カーブがあるのがモスコットとなっています。



丁番について
丁番につていはどれも7枚丁番を使用しています。ヴィンテージタートとモスコットの丁番の形状は良く似ています。現タートの丁番はがっちりしていて、いかにも作りの良さそうな、日本製の物を使っています。又、ヴィンテージタートはマイナスのネジを使用しています。現タート、モスコットはプラスネジを使っています。



鼻パットについて
現タートの鼻パットはとても高く、日本人にとっては大変かけやすい形状となっています。半面ヴィンテージのタートはかなり低いです。モスコットはその中間位のサイズとなっています。鼻の高さ、形など人によって異なりますので実際にかけ比べてみて、自分に合ったものを選んでみてはいかがでしょうか?



テンプル刻印
こちらでは、左テンプルの刻印について触れてみます。ヴィンテージタートでは、タートのロゴマーク、6(サイズ)、U.S.Aと刻印されています。とてもシンプルです。現タートは、001(カラー番号)46-24 53/4 (サイズ)、JD04(モデルナンバー)と刻印されています。現モスコットは、LEMTOSH 46□24-145 COL,BLACK CE と刻印されています。モスコットのみ刻印の上にゴールド色が乗せてあります。



フレーム刻印
最後にフレームの刻印について調べてみました。フレームの刻印はヴィンテージタートのみに見られました。左側にレンズサイズ、46 右側に鼻幅にサイズ、24が刻印されています。ちなみにこちらのサイズ、一番人気のあるサイズです。私もこのサイズが一番バランスが良いと感じています。


今回は3本のアーネルタイプの眼鏡を比べてみました。ヴィンテージタートがメイドインUSA,現タートがメイドインジャパン、現モスコットがメイドインチャイナ、ということで、雰囲気、テイスト、が微妙に違います。クオリティーはどれも遜色なく感じましたが、かけ心地については大きく異なります。ヴィンテージタートについてはヴィンテージの価値としても高く、今後更に手に入りにくくなることを考えると1本は押さえておきたいモデルと言えます。レミネンスでは3本ともお店にご用意しておりますので(売り切れの時もありますので、お問合せ下さい)ぜひ、手に取ってみて頂ければと思います。